気まぐれコラム

うる覚え

単語、といっても日本語であるが、学生たちと接していると、「??」と思う日本語の誤用に時折出くわす。

大人でも多いが、「意外に多い」の「意外」を「以外」と変換してそのままになっているブログ等の文章もよく見かける。
そんな折、先日ちょっと面白い光景があった。

「うる覚え」、である。

もちろん正確には「うろ覚え」であり、「うろ」は確か「虚(うつろ)」とか、木の空洞の「うろ」から音を発しているもののはずだから、「うる」にはなるはずがない。

生徒に「どっちを使う??」と聞いてみると、「うる覚え」は30%以上。

発音は似ているし、誤解していたということなのだろう。
確かにそういう生徒も多かった。

しかし・・・

「『うろ』が正しいとは知っていたけど周囲が『うる』というので、敢えてそう発音していた」と発言する生徒も出てくるから驚く(^^;)。

「雰囲気」もこれまた同様。
生徒に聞くと、「ふいんき」は「音としてはそちらの方が発音しやすい」という理由でもって、『「ふんいき」が正式とはわかっているけど「ふいんき」を口語で使う』 派が、半数を超えた。。(唖)

英語で言うと
an eke(類似の) name が a nickname(あだ名)になったり
その逆に
もともと napronという語が a napronと使われてからan apronと誤解され、apron(エプロン)になったなどの
変遷を考えれば、

「うる覚え」や「ふいんき」が人口に膾炙し、正式採用となる日は、そう遠くないのかもしれない(悲笑)