気まぐれコラム

うちの猫

猫2匹が我が家に来て、早くも4年以上が経過している。

おお、4年か、すごいな。

何が凄いかって、その期間ずっと食事を与え、抜毛、peeやpoopの処理をしてきた私と妻が、である。笑。

外に出したのは去勢手術の時のみ、それ以外は完全室内飼育。広い家ではないのでさぞかし彼らにとっては退屈であろう、たまにべランダを雨戸だけにし解放すると、ふたり肩を並べて表をじっと座って眺めている。

だが幸い、たまに吐いたりする以外大きな病気をするわけではなく、飼い主に感謝の意を示すような素振りはほとんどないが、距離取って離れているかと思えば、おもむろにソファに座ってる足元に来て、音もなく跳躍し私の腹の上に着地し、ゆったりチルったりする。これが結構いとおしい。

問題がひとつある。

市販の猫のエサを買い与えているのだが、ドライはともかくウエットについては、すぐ飽きる。食べないで放置して、「ほかのもっとマシなの出さんかい」とばかりにニャアーと催促するのである。

別なエサを買ってきたり、「甘えてんじゃありません」と出してあるもの以外は頑として出さなかったり、結局絶対食べないものとかは、猫のいる生徒に貰ってもらったりなど、色々なプロセスを経てきたわけであるが... 

市販の猫のエサって、バリエーションが狭い気がする。あと匂いが少々強い。今では彼らは匂いの強さに慣れてしまったのか、匂いが薄い鳥のささみとかは絶対に口にしない。たまにマグロやタイの刺身もあげたりしたが、しばらく匂いを嗅いでから、ゆっくり立ち去っていく。どうにもならない。笑

ホントはあまったご飯とかでちゃっちゃと作ってあげるべきものなのだろう。市販のものを買ってしまう方が健康的にも良くないかもしれない。

しかしネコマンマ的なものは見向きもしない。もはや家の中の夾雑物の一つであり食べ物と認識してる素ぶりは見せない。

育て方を間違った、とはこういうことなのかと思う。

世の中の親も、自分の子供に対して一回くらいはそういうことも思うものなのかもしれないな。

でももうしょうがないのである。

模索の日々は続く。