気まぐれコラム

猫が二匹、うちにやってきた。9月生まれなので生後3か月。
オスで兄弟である。これから10数年一緒に暮らすことになると思うのだが、まだ家族として迎えた感はない。

きちんとした理由があるわけでもなく、しつけなどの方針もなく、ただ何となく、小動物と共に暮らすっていう経験を人生でやってみたかったのだ。そんな覚悟もなく、と一部の方からは叱られるかもしれない。


私の子供のころは、家に金魚すらいなかった。

どこから持ってきたか覚えていないが、カマキリの卵が孵化して大量に小型カマキリが出てきたこともあった。
飼うレベルに行くずっと前の段階でみんなお亡くなりになってしまったけど。

もっと頑丈そうなもの。飼ってて意義のあるもの。
ということで夏にはスイカつきのカブトムシ。秋にはナス付きの鈴虫。

しかし、犬猫は親から反対された。
「誰が面倒見るの?」 

親が一生懸命働いて、時にはほぼ睡眠もとらずに仕事と僕ら兄弟の世話をずっとしてくれているのはよくわかっている。
犬猫は何年も生きるんだものな。自分がこの家を出ていく日も来る。

「誰が面倒見るの?」
うーんなるほど。けだしごもっともである。
親はいつも正しいのだ。  でもなぁ。。

一方で、3歳くらいからの付き合いの親友がいるのだが、彼が実に犬が好きで、常に犬+αを飼っていた。
一部の友人からはアダナで「犬」と呼ばれるくらいだった。いい意味だと思うのだが。
気が付くと、そいつは獣医になって地元で開業医(というのか?)をしている。

そうなると、「小動物と暮らすこと」に関心を持たずにはいられない。

You can't die twice. (人生は一度きりしかない)
やっぱ、飼ってみよっと。
幸い、妻も猫は大好きだし、二人ともアレルギーはない。
て程度の経緯である。


今のところ、可愛い。
愛くるしい、という存在に久々に出会った気がする。
で人のうちのネコを見ると、

「申し訳ないけど、うちの方がずっとかわいい」

と完全に親バカ状態になっていて、それを指摘されるのもまた心地が良かったりしてる、ほんとのバカである笑。


猫については、また続編にて。